付属校が甲子園を沸かせていた頃の桜美林のイメージとは、だいぶ変わりました
都心キャンパス続々 少子化対策、社会人も狙う
多摩地区の大学で、都心にキャンパスを開設する大学が相次いでいる。キャリアアップを図る社会人らをターゲットにし、大学院の一部を移したり、新設したりするのが主流。少子化で受験生が減少する中、社会人や退職した団塊世代を取り込む狙いがある。
JR四ツ谷駅(新宿区)から約150メートルにある地下1階、地上5階建ての真新しいビル。桜美林大(本部・町田市)と国際教育振興会が共同で建設し、同大は今春から、四谷キャンパスとして活用している。2001年にJR新宿駅近くのビルの1フロアを借りて開設した大学院を移転した。
四谷キャンパスには、高齢化社会に対応した人材を育てる「老年学研究科」や、大学の経営などを学べる「大学アドミニストレーション研究科」など、社会人のスキルアップや生涯学習のテーマとして関心の高い分野を用意。ビルの地下1階が図書室と96人収容のホール、3、4階が教室だ。
学生約150人の約8割は社会人や退職者。過去には70歳代の学生や、週末を利用して鹿児島県から通う人もいたという。
平日の授業の多くは、仕事を持つ人に配慮し、午後6時20分から同9時30分までに設定。土日に集中的に授業を行うこともある。町田キャンパスにも大学院があるが、桜美林学園総務部の川島英男部長は「社会人をターゲットにするには、通いやすさが必要」と狙いを説明する。
01年10月に社会人向けの大学院を港区に構えた多摩大(本部・多摩市)も今春から、日曜日の開講を始めた。
また、東京工科大(本部・八王子市)は05年度、大田区にサテライトキャンパスを開き、大学院ビジネススクールアントレプレナー専攻を新設した。起業家の育成が目的で、受講生の約6割が社会人だという。
津田塾大(本部・小平市)も今春、同大の同窓会組織から寄付された渋谷区の土地と建物を千駄ヶ谷キャンパスとしてオープン。11年度をめどに大学院研究科を開設する予定だという。同大の担当者は「駅のすぐそばで、社会人学生も集まりやすいのでは」とした上で、「少子化で学生の減少は仕方ない。これからは、社会人の学び直しにも力を入れたい」と話している。
(2008年6月27日 読売新聞)
桜美林学園の「寄附行為」(学校法人の根本規則。会社などの「定款」に当たる)には、「本学園はキリスト教主義の教育によって、国際的人物 (International Character)を養成するをもって目的とする」とある。 本学園の理事だった故大原総一郎博士はそのご生前、「百年後の日本」と題する懸賞文を募ってはどうかと、政府に提案されたが、果たして百年後に日本なる国が、世界の地図の上になおも存在しているであろうか、私はひそかに心配している。日本国民は、世界にかつてない非攻非戦主義のパシフィックな憲法を持っているが、果たしてパシフィスト精神を持っているであろうか。
そこに、日本の存亡の問題が存している。日本国民が、軍備を用いずに祖国を護ろうと思うならば、少なくとも周囲の各国民の感情を害してはならぬ。常に、周囲の各国民との間に、意思の疎通を図るべく努めねばならぬ。では誰が、周囲の国民に、本国民程にbeloved nation“愛好すべき国民”はないと、思わせ得るであろうか。それは、語学の達人である。よって本学は、我が国の周囲の国々の言語を教えんと欲するのである。
更に、語学だけでは足りない。己を愛する如く隣人をも愛せよ、と教えるキリスト教を、みっちり教えるべきである。
かくてキリスト教主義と語学、この二つをよく体得した人材を能うだけ多数教育せんとするのが、本学の建学の趣旨である。
桜美林大学は学生一人ひとりが、より自由に、主体的に自分の学習を組み立てることができるようにと、さまざまな工夫がこらされています。ここで「学習」という言葉を使うのにも理由があります。大学のカリキュラムは普通、「教育」という言葉でくくられますが、「教育」には教室内で教員主体で行われる授業というイメージがあります。しかし、「学習」には時間や場所に制約されず学生が主体的に取り組む活動、というイメージがあります。桜美林大学は、学生が主体的に「学習」する場であり、教室からキャンパス全体、地域社会、日本、世界へと「学習」のフィールドを広げていくための入り口でありたいと考えています。その願いを「学習」という言葉に込めているのです。
また桜美林大学は「学び」の場であるとともに、コミュニティとして、教職員と学生、学生同士、地域の人々と学生などのさまざまな出会いの場として、親密な人間関係を築くための環境づくりに努力をしています。ここに集うすべての人、一人ひとりがコミュニティのかけがえのない一員であり、キャンパスの主役です。
桜美林での「学び」と「出会い」を通して知識と知恵を積み上げ、「自分探し」「自分づくり」に活用したいと考えている皆さんを、私たちは心から歓迎します。